女性の口元
2018.05.05 この記事は約356秒で読めます。

ヘルペス、帯状疱疹、水疱瘡の違いについて

どちらも原因はヘルペスウィルスへの感染です。
ヘルペスと帯状疱疹はどちらもヘルペスウィルスへの感染が原因となります。
肌の表面に痛みや水ぶくれなどの症状をともなうといった症状も似ているため、混同されがちな二つの症状ですが、実際は様々な違いがあります。
まず、大きな違いはウィルスの種類の違いです。
このウィルスは地球上に160種類あり、そのなかで人に感染するものだけでも8種類あると言われています。
「水痘・帯状疱疹ウィルス」が帯状疱疹を発症させ、ヘルペスの発症は「単純ヘルペスウィルス1型」が上半身に「単純ヘルペスウィルス2型」が下半身に感染させます。

具体的な違いとは

症状の違いは見た目で分かる

帯状疱疹が発症した場合、右半身か左半身のどちらか一方にビリビリとした痛みに加えて、赤い斑点と帯状の形に密集した水ぶくれができます。
これに比べて、口唇や性器などの感染した部分に局所的に発症するのがヘルペスです。
身体の左右の半身に大きな水ぶくれがあるか、身体のどこか一部分に炎症が出来ているかが、この二つの症状を見分ける鍵となります。
しかし、始めてヘルペスに感染した場合などは、症状が大きくなる場合もあり、見た目で自己判断するのは難しくなります。

帯状疱疹の初感染時は水疱瘡として発症

帯状疱疹は初めて感染した際には、水疱瘡として症状が現れます。
この水疱瘡にかかったときに体内に入ったウィルスが再発すると、帯状疱疹として発症します。
子供の頃に水疱瘡にかかれば、もう再発はしないと思われがちですが、このように大人になってから帯状疱疹として発症する可能性は誰にもあります。
大人になってから再発を引き起こす原因は、加齢やストレスや過労等によってウィルスに対抗する免疫力が落ちてしまうことにあります。

後遺症にも違いがある

帯状疱疹を発症した後は、数か月以上に及んで神経痛を帯状疱疹神経痛という後遺症が残る可能性があります。
これは、症状が治った後も神経が傷ついたことで痛みを感じてしまう症状です。
これに対してヘルペスは後遺症が残ることはほとんどありません。

水疱瘡患者からヘルペスに感染することはある?

水疱瘡もヘルペスもウィルスは仲間であるため、混同されることが多い病気です。
ですが水疱瘡は4歳までの子供が掛かる感染症で、ヘルペスとは症状が違います。
この水疱瘡に罹っていると将来的に帯状疱疹になる可能性はありますが、ヘルペスに感染する心配は絶対にありません。

水疱瘡の原因となるのは水痘・帯状疱疹ウィルスに感染することで症状が現れます。
日本では年間100万人が感染するといわれ、冬から初夏までの長い期間に亘ります。
症状は感染初期には身体の中心部(お腹の周辺など)に、小さな紅い斑が現れます。
それが最終的には全身へと広がり、水疱となることが特徴です。

一方でヘルペスはヘルペスウィルスが原因となり、身体のどこでも感染します。
帯状疱疹とは違い、感染した部位を中心として局所的に発症します。
このウィルスは2種類あり、主に上半身に症状が見られる単純ヘルペスウィルス1型(HSV-1)と、下半身に症状が見られる2型(HSV-2)に分類されます。

水疱瘡に感染したことがある場合、帯状疱疹を発症する危険があります。
これは水疱瘡として身体に入ったウィルスが、免疫力が低下したときに再発する形で発症します。
帯状疱疹の外見は帯状の密集した水ぶくれが、左右どちらかに現れます。
これはウィルスが末梢神経に潜り込んでいるためで、末梢神経は左右に分かれて広がっているのでどちらかに痛みを伴う発疹が出るのです。

それと違い、ヘルペスの場合ははじめからヘルペスとして症状が現れます。
ヘルペスは感染すると完治することが出来ず、再発を繰り返す病気とされます。
対して帯状疱疹は1度症状が出た後は再発することはありません。
帯状疱疹はヘルペスと違い症状が強くでるので免疫機能が働いて、症状が治まればそれ以後は2度と再発しないのです。